Jamfは、Appleデバイス(iOSおよびmacOS)に特化したエンタープライズ・マネジメント・プラットフォームです。詳細はhttps://www.jamf.com/をご覧ください。TeamViewerはJamfと統合し、Jamfのコンソールから直接有人のリモートコントロールセッションを開始できるサービスを提供しています。

この統合は、Jamf Proサブスクリプションでのみご利用可能です。

統合機能は、基本ライセンスパッケージには含まれていませんのでご注意ください。アドオンとして別途ご購入いただく必要があります。詳細については、弊社ウェブサイトをご覧ください。

前提条件

JamfでTeamViewerを使用するためには、対象となるライセンスを有効にしたTeamViewerアカウントが必要です。

また、(可能であればTeamViewerの管理者アカウントから)スクリプトトークンを作成する必要があります。設定方法は以下をご確認くださいませ。

1. https://login.teamviewer.com/LogOnにログインします。

2. 右上のアバターにアクセスして、プロフィールの編集を選択します。

3.  AppsからCreate Script Tokenを選択します。

4. 次の画面で、権限スコープSession Managementを選択し、パラメータとしてCreate sessionsView and edit all sessions を入力してCreateをクリックします。

5. 作成したスクリプトをクリックします。以下のようなメニューが表示されますので、トークンをコピーします。次のステップで統合を設定する際に必要になります。

統合機能の有効化

TeamViewerとの連携は、Jamfプラットフォームですぐに利用できます。プラグインをダウンロードしてインストールする必要はありません。

  • Jamf PROにログインしたら、管理設定 ➜  グローバル管理 ➜ リモート管理で、新規作成(右上の'+')をクリックしてください。
  • 続いて、プロバイダーを選択するプロンプトが表示されます。以下の画像のように、TeamViewerを選択します。
  • Next をクリックします。
  • 構成名と、前の章で作成したTeamViewerアカウントのScript Tokenを追加します。
  • Maximum session time フィールドでは、リモートコントロールの招待状の有効期間を定義します。招待状が期限切れになるまでの期間で、一度設定されたリモートコントロールの接続には影響しません。デフォルトの値は15分ですが、1分から1440分(1日)の間で任意に設定できます。
  • Next をクリックします。
  • スクリプトトークンはこの時点で検証され、必要なパーミッションを持つ有効なトークンであることを確認します。
  • Complete をクリックします。

これで統合が有効になりました。

TeamViewerのリモートコントロール要求を開始する方法

ライセンスを取得したTeamViewerアカウントとの統合を有効にすると、リモートコントロールの要求を開始することができます。

Macをリモートコントロールするために、以下の手順をご確認ください。

Step 1: セッションの作成

  • デバイスのインベントリーから、コントロールしたいデバイスを選択します。
  • 次に、管理タブを開き、リモート管理を選択します。
  • 右側のパネルに課題の説明を入力し(オプション)、Start Session をクリックします。

Step 2: 通知を受け取る

  • 自動的にセッションが作成され、対象端末のセルフサービスアプリケーションブックマークとして通知が送られます。
  • 以下のスクリーンショットでは、セッションが生成された後に管理者に表示される画面を見ることができます。
  • 下のスクリーンショットでは、通知が対象のMacデバイスにブックマークとしてどのように表示されてるかを確認できます。

Step 3 : セッションの開始

  • 管理者は、以下の「管理者」リンクをクリックしてください。
  • これにより、ローカルにインストールされたTeamViewerアプリケーションが開き、セッションに参加します。管理者は、エンドユーザーが接続を承諾するまで、「仮想ロビー」にいることになります。
  • 一方、エンドユーザーがブックマーク内の接続要求をクリックすると、ブラウザウィンドウが開き、ローカルにインストールされたTeamViewerバージョンを使用するか、ワンタイムダウンロードバージョン(インストール不要)を使用するかを選択するように促されます。選択内容を記憶するにチェックを入れることで、毎回選択する必要がなくなります。
  • その後、ユーザーは接続を受け入れる為のポップアップが表示されます。

接続が完了します。

よくある質問

❓ 同じTeamViewerアカウント/ライセンスを複数のリモートマネジメント設定で使用できますか?

👉はい、制限はありません。同じアカウントのスクリプトトークンを使用したり、同じスクリプトトークンを複数のJamf設定に使用することができます。

デバイスにセッションを作成した場合、Jamf PROポータルにアクセスしている他の管理者からも見えるようになりますか?

👉 はい、一度作成したセッションは、セッションが有効である限り、その端末にアクセスしたすべてのJamf PROユーザーに表示されます。

❓どのJamfサブスクリプションで統合が可能ですか?

👉 TeamViewerとの連携は、Jamf PROのサブスクリプション層でのみ可能です。