この記事では、TeamViewer Assist ARの主要機能について説明します。

Assist AR は、TeamViewer Pilot をベースに開発されています。サポート依頼者に、AndroidまたはiOS用の無料のTeamViewer Pilotアプリをインストールするように依頼してください。

この記事は、TeamViewer Assist AR Liteユーザーに適用されます。

AR業界標準に基づいて構築

TeamViewer Assist ARは、Apple ARKitとGoogle ARCoreの2つのフレームワークの上に構築されて います。この技術により、表面や物体、カメラからの距離など正確な対象物の追跡が可能になります。

HD VoIP

双方の接続パートナーは、VoIPを介して相互に会話することができ、問題の解決方法を詳細に指示することができます。

ヒント: 特に騒音の多い環境では、より良い音質を得るためにヘッドセットの使用をお勧めします。

TeamViewer IDを介して通話に参加

サポートが必要な人は、TeamViewer Assist AR通話にサポーターを簡単に招待できます:

  1. モバイルデバイスにTeamViewer Pilot Appをインストールします。
    1. Google Play
    2. App Store
  2. モバイルデバイスでアプリを起動します。
  3. アプリは、マイクやカメラの使用、および通知の送信の許可を求めます。要求を受け入れてください。
  4. IDを共有をタップし、電話、SMS(メッセージング)、WhatsApp、Eメールなど、お好きなコミュニケーションツールでセッションリンクを送信してください。

リアルタイムのビデオストリーミング

サポート依頼者が遠隔地の技術者からの呼び出しを受け入れるとすぐに、スマートフォン、タブレット、スマートグラスのカメラ画像が、WindowsまたはMacのコンピュータの前にいるサポーターにリアルタイムで送信されます。

視覚的なマーカーと注釈

現場の従業員や顧客が問題を解決する際に、その状況に応じて重要なポイントを強調表示したり、描画したりすることができます。

サポーターだけでなく、サポートを受ける側も3D矢印を配置することができます。誰が矢印を配置したかを区別するために、矢印の色は異なって表示されます。

  • サポーター側: マウスを左クリックすると、3Dの矢印を配置できます。
  • 受信側: モバイル画面をタップすると、3Dの矢印を置くことができます。

同じ問題に関することを示すために、すべての矢印には数字が含まれています。

双方の接続パートナーは、最後に配置した矢印を取り消したり、通話中に配置したマーカーをすべて削除することができます。

画像のフリーズ

ライブビデオストリームを一時停止して、詳細な技術的議論に必要な鮮明な静止画像を得ることができます。

映像を一時停止するには、画面下の「一時停止」アイコンを押してください。

ファイルの送信

ボタンをクリックするだけで、Assist ARを通して安全にリモートユーザーにファイルを送信することができます。

サポーターは、接続ウィンドウの右下にあるメニューからそれぞれのアイコンをクリックして、ファイルをモバイルデバイスに送信することができます。

このアイコンをクリックすると、TeamViewer ファイル転送ウィンドウがポップアップ表示され、サポーターは、モバイルデバイスに送信するファイル、およびモバイルデバイスからサポーターに送信するフ ァイルを選択することができます。

ファイル転送の方向に応じて、サポーターまたは受信側に通知が表示され(モバイルデバイ ス)、ファイルを保存するためのエクスプローラがポップアップ表示されます(サポーター側)。

スクリーンショット

サポーターは、接続ウィンドウの右下にあるメニュー内からスクリーンショットを撮ることができます。スクリーンショットを作成するには、画面下部の「スクリーンショット」アイコンをクリックしてください。

カメラのアイコンをクリックすると、エクスプローラーが開き、スクリーンショットを保存するパスを選択することができます。

懐中電灯

「懐中電灯」アイコンをクリックすると、サポーターは、技術者のデバイス(携帯電話およびスマートグラス)から懐中電灯を作動・停止することができます。

リアルタイムの情報共有

スクリーンシェアで共有された情報が、スマートグラスなどのディスプレイでも認識できるように、ユーザーはリアルタイムの情報共有を利用できます。この機能により、ユーザーはパートナーのスマートフォン、タブレット、スマートグラスのスクリーン比率に合わせてリアルタイムで共有することができます。より多くのコンテンツを共有するには、フレームの角をドラッグして、共有されるコンテンツの量を調整します。

セッション記録

サポーター側からAssist ARセッションを録画し、どのコンピュータでも使用できるビデオファイルを即座に作成します。

  • ファイル&その他から録画開始をクリックします。
  • 受信側には、サポーターがセッションの録音を希望していることがダイアログで通知されます。録画は、モバイルデバイスのユーザーが要求を承認した後に開始されます。
  • セッションが録画中であることを示すために、画面録画ボタンが赤く表示されます。
  • 録画を停止するには、ファイルとその他 から停止して保存をクリックします。エクスプローラーが開き、サポーターは.webm形式で録画を保存するパスを選択することができます。このフォーマットは、VLCプレーヤーなど、一般的なウェブプレーヤーで開くことができます。
  • ファイルを保存するためのパスを選択しない場合は、記録されたセッションファイルを破棄するかどうかを尋ねるポップアップがサポーターに表示されます。廃棄をクリックするとファイルは廃棄され、キャンセルをクリックすると再びエクスプローラが開き、ファイルの保存先を選択することができます。

光学的文字認識

光学的文字認識は、印刷文字を認識することを可能にします。認識された文字は、それらの文字は遠隔地のサポーターに直接送信することができます。

チュートリアルの作成

スマートフォン/タブレットのアプリを使用している方は、リモート接続を確立することなく、ビデオチュートリアルを作成することができます。

必要に応じてARマーカーやナレーションを含むビデオを録画した後、ビデオを保存または直接誰かと共有することが可能です。

SMSとメールによるセッションの招待

TeamViewer Assist ARアプリから直接、SMSまたは電子メールを介してIDを簡単に共有することができます。

IDを共有をクリックすると、SMS、Eメール、その他のコミュニケーションツールでデバイスに接続するための招待を送信するオプションが表示されます。

スマートグラス対応

TeamViewer Assist AR は、EpsonMicrosoftRealWearVuzixのスマートグラスおよびウェアラブルヘッドセットをサポートしています。

詳細は、以下をご覧くださいませ。

TeamViewer: The Remote Desktop Software

その他の機能

Assist ARは、上記の機能に加え以下の機能を提供します:

  • セッション数無制限
  • 256ビットAESエンド・ツー・エンド暗号化方式
  • 2要素認証
  • サービスケース
  • デバイス管理
  • ユーザー管理

Assist AR Professionalの機能

より高度なユースケースや機能追加をご希望の場合は、追加機能を利用できるAssist AR Professionalをお勧めします。

接続プロトコル

詳細は、こちらをご覧ください。

接続レポート・通話履歴

詳細は、デバイスレポート・ユーザーレポートについて をご覧ください。

接続ビリング

詳細は、チャージレートの作成 をご覧ください。

モバイルソフトウェア開発キット(SDK)

詳細は、TeamViewerモバイルソフトウェア開発キット(SDK)をご覧ください。

注意: Assist AR モバイルソフトウェア開発キット(SDK)は別売品となりますので、営業担当者にご連絡ください。

ソフトウェアとの統合(Salesforce・ServiceNow・MS Teams)

詳細は、Microsoft TeamsとTeamViewerの統合をご覧ください。

この機能の詳細については、サービスチームにお問い合わせください。

Web API (一般的なアプリケーションプログラミングインタフェース)

詳細は、弊社ウェブサイト(英文)をご覧ください。https://www.teamviewer.com/en/for-developers/

APIドキュメンテーションはこちら(英文)から確認できます。

利用規約を含める機能

詳細は、Assist AR カスタムモジュールの作成 をご覧ください。

カスタム利用規約は、カスタムQuickSupportモジュールに追加できます。

条件付きアクセスルーター

詳細は、コンディショナルアクセス をご覧ください。

この機能の詳細については、必ずサービスチームに問い合わせてください。