この記事ではファイル転送が中止されましたと表示された際の対応方法について説明します。ファイル転送中に次のメッセージが表示された場合は、リモートMacにファイルやフォルダにアクセスするための十分な権限がないことを意味します。
この記事は、MacでTeamViewer (Classic) 15.4以降を使用しているすべてのTeamViewerユーザーに適用されます。
macOS Catalina(10.15)以降、アプリがドキュメントやダウンロードなどの制限されたフォルダーにアクセスしようとすると、macOSはユーザーに許可を求めるようになりました。 TeamViewerがファイル転送中に初めてこれらのフォルダーの1つにアクセスしようとすると、macOSはフォルダーへのアクセス許可を求めるプロンプトを表示します。このプロンプトはリモートMacに表示され、プロンプトが確認または拒否されるまでアプリをブロックします。
TeamViewerが応答しない状況やリモートファイルシステムにアクセスできない状況を回避するにはフルディスクアクセス権限が必要です。
必要なアクセス許可は、ファイル転送の使用方法(スタンドアロンまたはリモートコントロールセッション中)によって異なります。
スタンドアロンファイル転送(リモートコントロールセッションなし)では、TeamViewerアプリにフルディスクアクセスが必要です。
リモートコントロールセッション中のファイル転送には以下のいずれかが必要です。
設定方法はヘルプ ➜ TeamViewer (Classic)のシステムアクセスの確認を使用して、すべての権限をリモートMacで構成できます。システム環境設定 ➜ セキュリティとプライバシー ➜ プライバシーでも権限を確認および変更できます。
リモートMacがMDMシステムによって管理されている場合は、プライバシー設定ポリシー制御(PPPC)ペイロードを介してフルディスクアクセス権限を設定することもできます。
TeamViewerリモートコントロールをするための詳細はMacOS 10.14 以上でTeamViewerをご利用する方法からご確認いただけます。