この記事では、接続用2要素認証を有効化するためのステップガイドを提供します。この機能を使用すると、モバイルデバイスのプッシュ通知を介して接続を許可または拒否できます。

この記事は、TeamViewer (Classic) 15.17(またはそれ以降)のバージョンをご使用されているユーザーに該当する内容を扱っています。

また、接続用2要素認証は、Windowsオペレーティングシステムを実行されているユーザーに適用され、TeamViewer (Classic)15.22をご利用されているMacOSおよびLinuxのオペレーティングシステムでも同様に使用できます。

接続用2要素認証とは

接続用2要素認証は、デスクトップデバイスに追加の保護レイヤーを提供します。

有効にした場合、そのデバイスへの接続は、特定のモバイルデバイスに送信されるプッシュ通知を使用して承認する必要があります。

接続の2要素認証を有効にし、承認デバイスを追加する

  1. トップメニューのTeamViewer (Classic)アプリケーション歯車アイコンをクリックします。
  2. 左側のセキュリティタブを選択します。
  3. 下部に接続のための2要素認証セクションがあります。
  4. [設定...]をクリックして、承認デバイスのリストを開きます。
  5. プッシュ通知を受信する新しいモバイルデバイスを追加するには、追加をクリックします。
  6. スキャンする必要のあるQRコードが表示されます。

以下、Windows、Linux、macOS用のステップバイステップのGIFをご紹介します。

Windows

Linux

macOS

7.モバイルデバイスで、TeamViewer RemoteControlアプリをダウンロードしてインストールします。

a) Android

📌注意:この機能はAndroid6.0以降でのみ利用できます。

b) iOS

8.TeamViewer Remote Controlアプリで、設定接続のための2要素認証に移動します。

9.簡単な説明とQRコードをスキャンするためにカメラを開くオプションが表示されます。

10.QRコードのスキャンをタップすると、TeamViewerアプリにカメラへのアクセスを許可するよう求められます。

11.許可が与えられると、カメラが開きます。保護するデスクトップコンピューターのQRコードにカメラを向けます。

12.アクティベーションが自動的に行われ、成功メッセージが表示されます。

13.新しいデバイスが承認デバイス管理リストに含まれました。

14.今後、このデスクトップコンピュータへの接続は、プッシュ通知を介して許可される必要があります。

📌注意:承認デバイス管理にアクセスできない場合、接続用の2要素認証をリモートで無効にすることはできません。そのため、バックアップとして追加の承認デバイスをセットアップすることを推奨します。

承認デバイスの削除

1.リストから承認デバイスを選択し、削除をクリックします。

2.アクションの確認を求められます。

3.もう一度削除をクリックすると、モバイルデバイスは承認デバイス管理のリストから削除され、以後プッシュ通知が届かなくなります。

4.承認デバイス管理リストが空の場合、接続用2要素認証は完全に無効になります。

以下、Windows、Linux、macOS用の手順をご参考ください。

▹ Windows:

▹  Linux:

▹ macOS:

接続用2要素認証が有効になっている場合のリモート接続

接続用2要素認証は、既存の認証方法に置き換わるものではありません。有効にすると、不正アクセスに対するセキュリティレイヤーが追加されます。

接続用2要素認証で保護されているデバイスに接続すると、プッシュ通知が承認デバイスに送信されます。

  • システム通知を介して接続要求を許可/拒否します。
  • TeamViewer通知をタップして、接続要求を承認/拒否します。 TeamViewerアプリケーション内で、接続を承認/拒否するための次の画面が表示されます。

複数の承認デバイス

リスト内のすべての承認デバイスは、プッシュ通知を受け取ります。

いずれかのデバイスで最初に応答された通知が、接続の許可または拒否に使用されます。