製造プロセスをシームレスに繋ぐARワークフローソリューション事業を一段と強化

【2021年3月16日】 リモート接続ソリューションのグローバルリーダーであるTeamViewer（以下、チームビューワー）は、米国市場において製造業の現場作業を支援する拡張現実（AR）ソリューションのパイオニアであるUpskill（アップスキル）の買収を発表したことをお知らせいたします。

アップスキルは米テキサス州オースティンに開発拠点を置き、北米市場全域にARワークフローソリューションを提供しており、ボーイング、メルクKGaA、アメリカ船級協会などの大手企業や組織を顧客に有します。同社のARワークフローソリューションは、スマートグラスやハンドヘルド・モバイルデバイスを介したリアルタイム・インターフェースによって現場における生産、検査、監査業務をサポートしています。

チームビューワーは、昨年、欧州におけるデジタルワークフローおよびARソリューションのリーディング・カンパニーであるUbimax（ユビマックス）の買収を実現し、DHL、シーメンス、コカ・コーラといった業界の大手企業にサービスを提供するなど、AR関連分野への戦略的投資を積極化しています。今回のアップスキルの買収によりAR事業を一段と強化し、世界屈指の法人向けAR ワークフローソリューションのリーダーとして市場をけん引することを目指します。

チームビューワーのCEOであるオリバー・スタイルは次のように述べています。「当社におけるAR開発チームは経験豊富なエキスパート集団です。ここに、米国市場においてAR ワークフローソリューション事業を展開するアップスキルのメンバーを迎えることで、世界屈指のグローバルな技術チームを構成することになります。今後は、アップスキルが注力してきた航空宇宙、製薬、ライフサイエンス、保険、小売業界のDX推進支援を新たに加え、世界中の産業ワークフローをシームレスに繋ぐためのバリューチェーンの一部となるよう強化してまいります。法人向けARソリューション市場は急速に拡大しています。『TeamViewer』のソリューションは、その可能性を切り開く上で、重要な役割を果たすと確信しています」。

アップスキルCEOのブライアン・バラードは次のように述べています。「アップスキルは今後チービューワーのメンバーとしてARワークフローソリューションの未来を築いていくことを楽しみにしています。『TeamViewer』のARとIoTの革新的な統合技術や強力な販売網とマーケティング戦略を背景に、最前線で働く技術者のスキルアップ支援や、産業ワークフローのシームレス化に一石を投じる存在になるよう一層の技術革新を推進してまいります。チームビューワーの製品開発ロードマップのスピード力、グローバルな展開力、そして包括的な製品ポートフォリオは、お客様からも歓迎いただけると確信しています」。

Upskill（アップスキル）について

2010年に設立。米国バージニア州タイソンズコーナーとテキサス州オースティンを拠点に、産業技術者の現場作業を支援する拡張現実（AR）ソリューション開発しています。ガートナーのクールベンダー、IDCイノベーター、世界経済フォーラムテクノロジーのパイオニアに選出された実績を持ち、ボーイング、メルクKGaA、アメリカ船級協会をはじめとする世界の大手企業や組織にソリューションを提供しています。アップスキルのミッションは、世界の働き方を改革することであり、ウェアラブルテクノロジーを通じてあらゆる企業を支援しています。受賞歴のあるSkylight ARプラットフォームは、最前線の作業現場で働く技術者とデータやツールをリアルタイムで繋ぎ、作業の効率化を推進します。ウェブサイト（英語）は、https://upskill.io/