事前に承認されたアクセスは、指定されたユーザーがリアルタイムでの承認を必要とすることなく、指定された期間デバイス環境へのアクセスを要求し、取得できるようにする機能です。事前承認アクセスの主な利点は以下のとおりです:

  • メンテナンスの合理化:事前にアクセスをリクエストできるため、メンテナンス時の遅延を削減できます。
  • セキュリティ強化:アクセスは許可されたユーザーにのみ付与されるため、不正アクセスのリスクを低減します。
  • 自動的にセッションを終了:セッションは承認された時間枠を過ぎると自動的に終了するため、セキュリティのコンプライアンスを実現します。

この記事は、TeamViewer Enterprise/Tensor ライセンスと条件付きアクセスアドオン、またはTensor Pro または Unlimited ライセンスをお持ちのすべてのTeamViewer のお客様に適用さ れます。

事前承認アクセスの仕組み

ステップ1:依頼者と承認者の定義

依頼者の定義

依頼者は連絡先として追加する必要があります。連絡先としてユーザーを追加するには、以下の手順に従ってください:

  1. web.teamviewer.comにサインインします。
  2. 右上の連絡先アイコンをクリックします。
  3. 連絡先を追加をクリックします。

承認者の定義

承認者はあなたの組織のユーザーであることが多いです。したがって、ユーザー管理セクションで、彼らがあなたの組織のユーザーとして追加されていることを確認してください。

組織へユーザーを追加する方法については、こちらをご覧ください。

ステップ2:デバイスの設定

次に、依頼者と承認者に必要な権限を付与して、デバイス設定(またはデバイス・グループ)を行います。

依頼者は、アクセス要求という権限を取得します。

重要: 一度権限が設定されると、依頼者は自分のデバイスリストにデバイスが表示されますが、デバイスに接続することはできません。リクエストが承認されて初めて接続できるようになります。

承認者は、「アクセス要求を承認する」という権限を取得します。

関連するすべてのデバイスを同じグループ内に配置した場合、グループを介してこれらの権限を付与することができます。手順はこちらをご覧ください:デバイスグループを介して管理者権限を編集する方法

関連するデバイスが複数のグループに分かれている場合は、各デバイスに個別に権限を付与することもできます。手順はこちらをご覧ください:デバイスグループを介して管理者権限を編集する方法

 

ステップ3:依頼者は事前に承認されたアクセス要求を行う

依頼者はデバイスを確認し、アクセスを要求することができます。

アクセスを依頼するには:

  1. デバイスリストに移動します。
  2. アクセスを要求するデバイスを選択します。
  3. アクセスリクエストをクリックします。

これで、アクセスが必要なときに必要事項を記入することができます。入力が完了したら、リクエストを送信をクリックします。

注意: 表示される時間は協定世界時(UTC)です。

ステップ4:承認者がリクエストを確認する 

送信されると、承認者にリクエストを知らせるEメールが送信されます。

セッションリクエストをクリックした後、承認者はリクエストを承認するか、拒否するか、編集するかを決定できます。

申請が承認されると、申請者に通知が届きます。

注意: 承認者のアカウントで有効なTeamViewer Tensorライセンスが有効化されている必要があります。

ステップ5:依頼者デバイスに接続する

依頼者は、デバイスリストにアクセスしてデバイスを選択し、 接続 をクリックします。

セッションタイムアウト

システムはセッション終了の5分前にポップアップ通知を生成し、依頼者にタイムアウトを知らせます。

制限時間に達すると、セッションは終了します。