セキュリティキーのリダイレクトにより、TeamViewerセッションでセキュリティキーを使用できるようになります。

ローカルコンピュータに設定されたセキュリティキーは、 リモートコンピューターによって認識され、Web認証、Windowsログオン、高い権限を持つタスクの実行など、そのコンピューターに直接設定されているかのように使用することができます。

🚨 セキュリティーキーのリダイレクトを確実に機能させるために、以下のことに注意してください:

  • リモート側でLANモードを解除してください。
  • リモート側に有効な RDP セッションが無いこと。
    • 📌注意: リモート接続中にアクティブな RDP セッションがあった場合は、接続をやり直す必要があります。
  • 展開プロセス(MSIおよびEXE)は、Windows 10未満のシステムまたは32ビットシステムであることを検出した場合、ユーザー入力なしで既存のドライバーを自動的に完全に削除します。

この記事は、Windows OS 8.1以降を使用するTeamViewer Tensorライセンスをお持ちのお客様に適用されます。

メリット

二要素認証の最も一般的な形式は、携帯電話にテキストで送られるワンタイムパスワードですが、最も安全な方法は、物理的なセキュリティキーを使用することです。

アカウントがセキュリティ キーで保護されている場合、パスワードとセキュリティ キーへの物理的なアクセス両方がなければ、誰もアクセスすることはできません。

前提条件

セキュリティキーリダイレクトを使用するには、以下の要件を満たす必要があります。

  • TeamViewer Tensor ライセンスが必要です。
  • TeamViewer Host またはフル バージョンをリモートデバイスにインストールする必要があります。
  • TeamViewer 仮想セキュリティ キー ドライバーがリモート コンピューターにインストールされている必要があります。

📌注意: 一部のキーでは、リモート端末にミニドライバーをインストールする必要があります。使用するキーのドキュメントを確認してください。

TeamViewer 仮想セキュリティ キー ドライバー をインストール

TeamViewer 仮想セキュリティ キー ドライバー をインストールするには、MSI インストーラーを使用する方法と、アプリケーション設定を使用する方法の 2 通りがあります。

MSI インストーラー経由

インストールは、MSI のインストーラーを使用して、以下のプロパティで行うことができます。

INSTALLSECURITYKEYREDIRECTION=1

TeamViewer アプリケーション設定を使用する方法

  1. TeamViewer アプリケーションで、右上の歯車アイコンをクリックして、オプションを開きます。
  2. 左側のセキュリティタブをクリックします。
  3. 一番下にセキュリティキーのリダイレクト項目があります。
  4. インストール...をクリックして、ドライバーをインストールします。

ドライバーが正しくインストールされている場合は、デバイスマネージャーのシステムデバイスに表示されます。

セキュリティキーリダイレクト使用方法

ローカルコンピューターで、TeamViewer セッション中にセキュリティキーを差し込みます。

セッション中、いつでもファイル&その他からセキュリティキーのリダイレクトをクリックすることができます。これにより、互換性のあるすべてのセキュリティキーが一覧表示されます。

リダイレクトの開始をクリックすると、リモートコンピューターで利用できるようになります。

リダイレクトが開始されると、ローカルコンピューターにプラグインされた互換性のあるセキュリティ キーが自動的にリダイレクトされます。

セキュリティキーのリダイレクト停止方法

リダイレクトを停止するには、ファイルとその他 セキュリティキーを有効にするをクリックします。これにより、リモートコンピューターにリダイレクトされるすべてのセキュリティキーが一覧表示されます。

リダイレクトの停止をクリックすると、利用可能なすべてのセキュリティキーのリダイレクトが停止します。

対応するセキュリティキー

現在、セキュリティ キーは、FIDO プロトコルとスマート カードに基づいて使用できます。