この記事では、ヘッドレスLinuxシステム(サーバーなど)上のTeamViewer(Classic)のインストールと設定について説明します。対象となるのは、次のとおりです:
基本的なインストールは、次の記事をご確認ください:LinuxでTeamViewer(Classic)をインストールする方法
📌注意:ヘッドレスLinuxシステムにTeamViewer (Classic)をインストールするには、ルート権限が必要です。
この記事は、すべての TeamViewer (Classic) ユーザに適用されます。
📌注意: デフォルトでは、スクリーンが検出されない場合、Xorgは起動しません。ダミーの画面定義を持つXorg設定を作成することで、これを防ぐことができます。
TeamViewer (Classic)は、グラフィカルデスクトップ環境(Xorg、Wayland)がないコンピュータにアクセスするために使用することができます。 TeamViewer (Classic)では、フォアグラウンドコンソール(fgconsole
で示される)に接続することができます。つまり、現在画面に表示されているVT(仮想端末)、または画面が接続されている場合に表示されるVT(仮想端末) を指します。
📌 注意:コンソールはフレームバッファコンソールである必要があります。ファイル /dev/fb0 が存在しない場合、カーネル設定またはカーネルブートパラメータを調整する必要がある場合があります。
コンソールへの接続は排他的です。Xサーバーが動作している場合、着信接続はアクティブなXセッションに送られます。
📌 注意:X サーバーがインストールされていない、または使われていない場合、Qt への依存は技術的に無視することができます。パッケージマネージャがそれらを強制的に無視する代わりに、TAR パッケージを使用することができます。
コンソールまたは ssh 経由でインストールする場合、TeamViewer ID の確認、パスワードの設定、TeamViewer アカウントへのデバイスの割り当てを行うための UI を利用することはできません。ただし、同じ機能はコマンドラインで利用できます:
teamviewer help # list all available commands teamviewer info # show TeamViewer ID teamviewer passwd # set password teamviewer setup # assign device to account
アカウントにデバイスを割り当てる場合、パスワードの設定は不要です。設定アシスタントの指示に従い、インストールを完了させてください。デバイスは、コンピューター& パートナーに表示されます。
インストールと設定の例は、次のとおりです:
$ apt install ./teamviewer*.deb $ teamviewer setup Please enter your e-mail: [email protected] Please enter your password: ****** You have successfully added this computer to your Computers & Contacts.